Faire le tour

140字には収まらない愛を叫ぶ

嵐の活動休止によせて…

いやーーーーーーーーーーーーーーーー
にのちゃんじゃないけど、衝撃でした。
想像もしていなかったことが現実に起こると人間て凍るんだね。物理的に。血の気がひいて手も足も氷みたいにつめたくて震えて、あ、やばいしぬ……とおもいました。


untitledの記事でも語ったけど、嵐は永遠に続くと思っていました。
わたしはなんっっって愚かなんだろう。またやってしまった。また夢を見てしまった。またじぶんのエゴをアイドルに押し付けてしまった。
あの時、すばるさんがエイトからいなくなると知ったとき、永遠に続くものなんてないんだよって、鈍器でぶん殴られて、夢から覚めて、胸ぐら掴まれて、心を揺さぶられて。
永遠なんてものはこの世にないけど、そんなのわかってるけど大好きだから、大好きだから応援するよって、無理矢理じぶんを納得させてなんとなくわかったつもりでいた。
でもあの日、櫻井翔さんに惚れて、どうしようもなく好きになって、死ぬほど楽しくてキラキラした毎日を過ごしていく中で、わたしは嵐さんに永遠を夢見てしまった。愚かすぎてもはや笑うしかない。


2017年6月というとジャニーズ事務所を揺るがせた大事件があったけど、そんなにも前から水面下で話し合いを進めていたことにまず驚いた。
すばるが辞めるより前に、タキツの解散、引退より前に、嵐はずっとずっと話し合いを重ねていた。
その事が今の今までずっと表に出ることなく、噂にすらならずに先日の発表となったことにも驚いたし、彼らを取り巻く環境は思っていたよりもずっと厳重に、大切に守られていたことに安堵した。


翔さんが5月にサタプラに出演したとき、グループを長く続けることについて話してくれたけど、あの時はどんな気持ちでインタビューに答えていたんだろう。
MUSIC DAYのとき、関ジャニ∞7人最後のオモイダマをどんな思いで聞いていたのだろう。
8J、それにカウコンのタキツを見送って、どんな気持ちでしたか。わたしはそのことを思うと胸が苦しくなるよ。


第一報は友人からのLINEだった。わたしを5×20に連れて行ってくれた友人だ。
嵐が………という文字と泣いているスタンプをみて一瞬で血の気が引いていくのがわかった。なにか、とんでもないことが起こっていると察した。
すばるがジャニーズ事務所を退所する、その一報を受けたときのことが一気にフラッシュバックして全身が震え、立っていられなくなった。そしてすぐに公式HPを確認した。


「嵐」よりファンの皆様へご報告"の文字。

もう一生見たくなかった字面。見るたびに心臓をえぐられる字面。まさか嵐の公式サイトで見る日がくるなんてね…
そこに綴られていた言葉はまぎれもなく彼ら自身の言葉だった。これは現実なのだ。
なんとか理解をしようとしたが、え、なんで今なの?わたしと嵐の物語はまだまだこれからじゃん?LIFE IS HARDだけどHAPPYなエブリデーを過ごそうよ?え??なんで?????嫌だ………と、正直最初はこう思っていた。記者会見をみるまでは。


誰も傷つけない全方位への配慮と言葉選び、何もかもが完璧で、全力で嵐を、大野さんを守らんとする強い眼差し、そして嵐とそのファンへの確かな愛。それらすべてを櫻井翔さんの姿から感じた。
ああ、わたしが好きになった人はこんなにも格好良くて愛に溢れた人だった。
櫻井翔さんの担当を名乗るなんて恐れ多くて言葉にもできないけど、まだたった2ヶ月弱だけど、翔さんを好きになったわたしは本当に人を見る目があるなあって、こんな時に何言ってんだって怒られちゃうかもしれないけどなんだかとても誇らしくなってしまった。


『5-1=0は我々の結果、方程式なだけですべてのグループでそれがベストかと言うとまた違う形があると思う』


この言葉にどれだけ救われたか…
わたしが20代のすべてと30代の半分を捧げた関ジャニ∞は、昨年6人と1人になった。
わたしは、なんとなく、関ジャニ∞は誰か1人が抜けたり辞めたりしたらきっと解散を選ぶだろうなと思っていた。
でもエイトは8人でも7人でも6人でも関ジャニ∞って言う人たちだった。6人になっても歩みを止めなかった彼らに心から感謝している。
それぞれの選択があってそれぞれの答えがあって、何が間違ってるとかどっちが優れてるとかそんなことはどうでもよくて、嵐の出した答えとエイトが出した答え、わたしはどちらも"らしいな"って思っている。

会見で泣いちゃう人がいたり、不貞腐れてる人がいたり、何もかもを諦めて悲しい笑顔を見せる人がいたり、冷静を装う人がいたり、いつも通り場を盛り上げる人がいたり、怪我して不在の人がいたり………
そんな人間臭い関ジャニ∞のことも大好きだし、500点満点の記者会見をするどこまでも完璧な嵐さんのことも心底好きだなあと思った。

 


"嵐が嵐のまま走りぬきたい
            嵐を宝箱に閉じこめたい"


"誰か1人の思いで嵐の将来のことを決めるのは難しいだろうなという思いがあるのと同時に、他の何人かの思いで一人の人生を縛ることもできない"


"どれだけ時間をかけても、全員が納得する着地点を探していかなきゃならない。これは僕の役割だろう"

 

 


宝物みたいな言葉をたくさんくれた翔さん。
なによりも、zeroで断言してくれた『嵐の復活はあります』これ以上の言葉はいらないかなと。なにも心配することなんてないんだなぁ。
そこには嵐への絶対的な信頼があって、その絶対的な信頼の上には嵐の誠実さ、誠意があって、いつだってベストなタイミングでわたしたちが欲しい言葉をくれる。嵐ってすごい。


翔さんとともに嵐の盾となって質問に答えるにのちゃん。嫌な質問も笑いで返す、とても頭のキレるクレバーなひと。こんなに頭のキレる人がいる嵐って頼もしいな。
なにかの記事で読んだけど、あいばさんと潤が場を和ませ、翔さんとにのちゃんが鋭い質問を華麗にかわす。
嵐は1人も欠けてはいけないんだ。きれいな五角形を保てているのはあの5人だからなんだって、偶然集まった5人かも知れないけど、この5人で嵐になったのは必然だったんだって会見をみて思った。


翔さんは5×20の挨拶の中で、5×◯◯のこの5という数字だけは譲れないんだって言った。申し訳ないけどそこは譲れないんだって。
あの時は単純に感動していたけれど、今になって思うと、この言葉は全部この日のことを思って出た言葉だったのかなあって思って喉の奥がぎゅうううってなった。


ファンや周りのスタッフさんのことを思うと、どうかこの日が来なければいいと思った。だけどやっとお伝えすることができた。
会見前には4人に『これでいよいよキックオフとなる』と伝えたという翔さん。
わたしなんかには到底理解できない、とてつもなく大きいものを背負って、強い覚悟を持って嵐全員で決断したことなんだなあって、もう納得するしかなかったよ。天晴れだ。


わたしはとても単純で楽観的でくそポジティブなので、翔さんに嵐の復活はあります!と言われればその言葉通りに受け取るし、活動休止まであと2年もあるの!と驚いている。
すばるさんが3ヶ月で関ジャニ∞からいなくなってしまったことを考えると、わたしにとってそれは十分すぎる期間だ。
翔さんも会見で言っていたけど、この2年という期間は嵐さんが見せてくれた最大限の誠意だと思う。最後まで笑顔でいようと言われれば、泣いてる場合じゃないよねって思うし、そもそもわたしはこの活動休止をあまり悲観していない。
そりゃあ最初は地下のマントルくらいまで一気に突き落とされた気分だったし、ふとした瞬間に活動休止か…と思って泣き出しちゃうくらい取り乱すけど、わたしをどん底から救ってくれたのは5人の記者会見とゼロの翔さんだ。


有働さんに、こんなに前向きな活動休止って素敵ですねって言われたあとの翔さんの表情が、それまでの笑顔から一転して少し複雑な表情になってわたしはドキッとしたのだけど、きっとあの一瞬でいろんな思いが頭を過ぎったのだろうなと思った。
すべてのファンが納得しているわけではないことももちろんちゃんと分かっていて、そんなファンの思いも全部真摯に受けとめる覚悟をみた気がした。
それは"素敵ですね"ではとても片付けられないこと。
そんな翔さんをみて、活動休止まで嵐を全力で支えなきゃって、わたしも覚悟を持つことができました。


あとこれは極論だけど、大野くんは生きてる。
生きてるし事務所も辞めないし、先のことはわからないけど今は、嵐は復活するよって言ってくれている。
人生の半分以上を嵐で過ごして、大人になって、嵐じゃない外の世界に憧れて、飛び出したくなってしまった。
明日の仕事のことなんか考えないで自由に気ままに生活してみたいって社会人なら誰しも一度は考えることだと思うし、アイドルという特殊な仕事なら尚更その想いは強くなるだろうと思う。
だから大野くんには好きなことを好きなだけ、思う存分飽きるまでやって、お休みを謳歌してほしい。そして休むことに飽きたら5人でまた嵐をやってほしい。


ただこれは私の、私だけの考えであり、毎日悲しくて毎日泣いてるひともいるだろう。
つらくて曲も聴けなくて、あんなに大好きだったのに姿を見るだけで泣いてしまうってひともたくさんいるだろう。
これは渋谷すばるさんが事務所を退所するとなったときに感じたことだけど、やっぱり応援している期間が長ければ長いほど、前を向くには時間がかかる。当然だ。だって思い出がありすぎる。思い入れがありすぎる。
ファンになって数年の人と十数年のひとでは重みが違う。
今どんなに熱い熱量で応援していたとしても、CDが売れなかった時代、コンサートの座席が埋まらなかった時代を支えていたファンの方々とは一緒に過ごしてきた時間も歴史も、その厚みも重みも違いすぎる。
わたしは8年のお茶の間期間があるし、内くんの脱退とすばるさんの退所を経験しているからか?抗体ができているようで自分でも驚くがけっこう元気にやっているし相変わらずuntitledを阿保ほどみている。
嵐さんをみてワーキャー言っているし発表後も何も変わらず、いや、むしろ発表前より嵐さんと4人と翔さんがだいすき。だいすきで愛おしくてたまらない。
わたしはもう休止までの2年間を全力で楽しむ準備はできました。だから泣いたりもするけど、ケツのケツまで笑っていたいなって思っています。