Faire le tour

140字には収まらない愛を叫ぶ

関ジャニ∞のオタクが櫻井翔さんに堕ちるまで

2018年12月8日(土)

その日わたしは友人に誘われ、恐れ多くも嵐さんのコンサートに行かせていただいた。

わたしが最後に嵐さんのコンサートへ行ったのは『Scene 君と僕の見ている風景』だったので、まあ8年ぶり?だ。

この8年、嵐さんの人気は衰えるどころか加速する一方で、コンサートのチケットは数年に一度しか取れないし、そもそもわたしは関ジャニ∞一筋、筋金入りのeighterだ。

嵐さんに関してはすっかりお茶の間ファンとなっていた。ちなみに箱推し。嵐さんてみんな本当に良い子だよね(親戚のおばちゃん感覚)

そんな折、友人からコンサートのお誘いをいただいた。断る理由が皆無なので光の速さで行く!と返事をした。

事前情報で(軽くセトリをみた)予習は必要ないなーと思ったので、コンサートまで嵐さんの曲を聴くことはなかった。というか日程すら忘れていた(すみませんすみません)

そして当日、久しぶりの嵐コンに胸を踊らせるわたしと友人は開場と同時に入場するほどの気合いの入れよう。

…………うそです。アラフォー女子2人、いかんせん並びたくないわけで。早く中に入ってまったりしたいというのが本音だった。

わたしは目がそこそこ悪いのだが、コンタクトをうっかり忘れ(なくても見えるからね…)さらに双眼鏡もいらんやろ〜と家に置いてきた。

天下の嵐さんのコンサートに、ちょっとそこまでのコンビニ感覚で来てしまった。なんということでしょう。

ドーム内のグッズ売り場でじぶんのペンライトと職場のおばちゃんに頼まれたカルタを購入。

そのままトイレに行って飲み物とスナックを買って早々に席に着いた。どちらも待ち時間なし。チケット持ってる人は早く入って中で買おう。絶対それがいい。うん。

座席はというと、2階7通路28列。まあいわゆる天井席というやつだ。

近くても埋もれてスクリーンにばかりお世話になるのは嫌だし、全体が見渡せて、それもステージをほぼ正面に見られる、遮るもののないこの席はわたしにとって神席だった。

余談ですが、嵐さんのステージをみてずいぶんスッキリしてるなと思ったら本当に遮るものが何もなかった件。あの!憎っくき!"ノ"がないのだ!!!!!

∞さんのコンサートではお馴染みのやつで、あれはスピーカー?なのかな?あいつのせいで自担は見えなくなるし、スクリーンの自担もあいつに邪魔されて見えなかったりするとにかく憎いやつなのだ。あいつがいないなんて本当に羨ましい。

席についてペンライトを座席の機器にかざすやつを初体験しフォォォとかなってる間に開演時間になった。

あのペンライト制御装置みたいなの本当にすごいね。あれを客席にひとつひとつ取り付けたと思うとすごい労力だ(そこ)

客席も演出の一部なのね。すごいよMJ!

客電が消えて周りが一斉に立ち上がってキャーーッという耳をつんざくような黄色い声援が聞こえるとコンサートにキターーーー!と実感する。

わたしは誰がどこにいるか全然わからんwwwなんて友人とケラケラ笑いながらしばらくは豆嵐さんとスクリーンに映る嵐さんをねっとり見つめていた。

やっぱり嵐のコンサートは楽しいなーーー!最高だなーーー!なんて呑気に思っていたとき事件は起きる。

そう、いつだって、ラブストーリーは突然に。ではなくて、沼落ちは突然にやってくる。

※ここからちょっと5×20のネタバレしますー

ステージに運ばれてきたのはグランドピアノだった。

にのみあさんがピアノを弾くのは知っていた。

でもピアノを弾くのはどうやら櫻井翔さんのようだ。

わたしの中にそんな情報はなかった。そもそもわたしは櫻井翔さんのことを何も知らなかった。

丸山隆平さん(自担です♡)がいつも大変お世話になっております!ということと、ダブルパーカーと、幼稚舎からの慶応ボーイでお父様が立派な方でなんかええとこの賢い坊ちゃん。このくらい。ひどい。ごめんなさい(土下座)

櫻井翔さんはジャケットを脱ぎ、ワイシャツ姿で腕まくりをしていた。

ピ………アノ…………?弾けるの…?なんて思っていたらそれはまあお上手で。素直に、え、ピアノ上手!とびっくり。スクリーンには幼少期にピアノを弾く翔さんの写真が映されていた。

わたしはすっかり翔さんのピアノに聞き惚れていた。そして曲が進むにつれ、わたしの中にはこんな感情が芽生えていた。

翔さんの背中…飛びつきたくてドキドキ…

これってフォーリンラブ??ですか?????(by のだめちゃん)

アオゾラペダルでピアノを弾く櫻井翔さんの、楽譜を雑にめくる後ろ姿が素敵すぎて、ヒラヒラと床に落ちていく楽譜、それも演出なんじゃないかってくらい美しくて、気づくとわたしは櫻井翔さんに恋をしていたのだ。雷に打たれたような衝撃だった。

2006年から関ジャニ∞一筋、いろんなコンサートへ行ったが、関ジャニ∞丸山隆平さん以外に好きになる人は現れなかった。

よりによってなんでまたこんな大大大スターを…と、好きになってはいけない人を好きになってしまったかもしれないと、冷静になって考えたらものすごく辛いかもしれないと思った。

多ステは悪だ!みたいな文化(しかも嵐さん本人達も多ステという概念はないようだ)はわたしのような最低3回は観て消化し昇華するタイプには苦行すぎる。

今回誘ってもらった友人も5年ぶりに自名義が当たったとか言っていた………え……しんじゃう……

まあでもそれ以上に幸せにもなりました。

コンサート終了後、その日の嵐にしやがれを見て翔さんのお顔をまともに見られない自分に気づく。

睡眠時間を削って番組をみたり、DVDをみたり動画をみたり写真を見たり、久しぶりの感覚だった。

月曜日のnews zeroをあんなに待ち遠しいと思ったのも初めてだ。

翔さんを好きになって1週間、もう何度もみたはずのライブのDVDもまるで違うくみえてすごく新鮮だった。買ってなかったライブDVDもいま買い漁っている。

じぶんでもよくわからないのだけど、なんか毎日めっちゃくちゃ幸せでウキウキしている。これはまぎれもなく恋だ。

アオゾラペダルで翔さんにフォーリンラブしてからはどこにいても翔さんを見つける事ができた。これはジャニヲタの特殊能力だと思う。適応能力的なものがハンパない。

ドームの天井席からみたあの翔さんの背中を、1週間経った今も鮮明に覚えている。

思い出すとまたドキドキしちゃう。わたしはあの背中に恋をしたんだなあ…………

天井席でこれだけわたしを虜にしてしまう櫻井翔さん半端ないって!!!!!

知的でエロティック(性の塊みたいなひと…)な翔さんも、このひと絶対覇王色の覇気持ってるだろっていう翔さんも、弄られがちで眉毛が下がっちゃう翔さんも、小動物なかわゆい翔さんも、嵐が大好きな翔さんも、コンサートで上のっ上のっ上のっほ〜っう!って煽り倒す翔さんも、めいっぱい目を開いてブンブン手を振る翔さんも、今はただひたすら眺めているだけで恐悦至極にございます。"櫻井翔"という名前まで完璧だな……ハァ…

というわけで、まさか自分が沼落ちブログを書く日が来るとは思わなかったけど、関ジャニ∞のオタクが8年ぶりに嵐のコンサートにお邪魔した結果、見事、櫻井翔さんに真っ逆さまに落ちましたというお話でした。